「異邦人」P.コーンウェル、相原真理子訳★★★

「検屍官」シリーズの最新作。この間読んだ新シリーズ捜査官ガラーノがいまいちだったが、こちらはいつものキレのよさが少し戻ってきた感じ。以下、ネタバレがほんの少しあるかも。

できる女性検視官が困難な状況に追い込まれて謎解き・・・という本来のシチュエーションの復活はいいし、いわゆる検視の技術をどんどん最新にしようという意欲が感じられた。

でもちょっと飽きてきたか。いつも思うけど売れるからって上下分冊にするところが印象悪いし、そのせいか字が妙に大きい。もうひとつ気になったのは、原題が「Book of the Dead」だが、どうして「異邦人」になったのだろう。異邦人というタイトル自体は本文の内容とは合ってるけれど、原題の意味合いはほっといていいのだろうか。

ネタバレだが、ラストに重要キャラがいなくなる。この作者は以前にも主要登場人物を殺したあげくに復活させるという禁じ手を使っているので信用ならないけど。キャラクターが際立っているところが魅力のシリーズも、だんだんマンガみたいになりつつある。

異邦人 上 (1) (講談社文庫 こ 33-26)

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